概要
ラウンドの開始後、ページを確認してみると、デザイン案が反映されたり、されなかったりする…といった場合に確認する項目や、解消方法について記載します。
主に考えられる原因
1. visitログの送信・ABテスト情報の取得がタイムアウトしている
Kaizenタグの読み込み完了から、visitログの送信・ABテスト情報の取得までに、2秒以上時間がかかった場合、visitログの送信・ABテストの実施はキャンセルされます。
詳細なフローは ABテスト実行におけるKaizenPlatformのJavaScriptコードの内容と順序 をご確認ください。
タイムアウトが起きる原因と対策は、主に下記です。
- 通信環境が良くない…通信環境の良い場所でご確認ください。
- ABテスト対象のページの他のファイル等の数が多い、もしくは容量が重すぎる…ファイル容量を軽くしたり、ABテストの必要がない場合はオリジナルページにデザイン案を反映するのが有効です。
また、タイムアウトしているかどうかの確認は、下記手順で行えます。
①KaizenPlatform Chrome拡張機能 の、「Debug mode」をONにする
②Chrome検証の「Console」を開く
③対象ページにアクセスする
④「action~」というログが出ているかを確認する
出ていない場合、visitログの送信・ABテスト情報の取得がタイムアウトしています。(複数のactionがありますが、エクスペリエンスが実行されている場合は最小でも4まで出力されます)
2. デザイン案で変更を行なっている要素が、非同期で追加される
ajaxなどで情報を取得してから表示するような要素に、デザイン案で変更を加えた場合、オリジナルの要素がまだ存在していないうちに、デザイン案コードが実行されている可能性があります。
まずは、下記の手順で、デザイン案が反映されない時、エクスペリエンスは実行されているのかをご確認ください。
①KaizenPlatform Chrome拡張機能 の、「Debug mode」をONにする
②Chrome検証の「Console」を開く
③対象ページにアクセスする
④「Applied variation~」のログが出ているかを確認する
このログが出ており、variation の後にデザイン案IDが記載されているにもかかわらず、デザイン案が反映されていない場合、非同期要素に対する変更が行われていない場合があります。
デザイン案で「window.onload($(window).load)」は利用しないでください に記載しているsetintervalの例を参考に、非同期要素が表示されてから変更を加えるコードに書き直してみてください。
3. KaizenPlatform Chrome拡張機能の、「Load JavaScript」がONになっている
デザイン案をPCで確認していて、KaizenPlatform Chrome拡張機能をご利用いただいている場合、「Load JavaScript」がONになっていると、ダミーのKaizenタグが差し込まれてしまう関係で、うまくテストが実行されない場合があります。(お使いのブラウザ・端末のみの問題です)
ONになっている場合は、OFFにしてから、ページを再読み込みしてみてください。
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