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2019-10-31 Safari の ITP2.3 の影響に関して

日頃より Kaizen Platform をご利用いただき誠にありがとうございます。

Apple社のITP2.3導入に伴う、Kaizen Platformへの影響についてお知らせいたします。 

ITP2.3の概要

2019年9月にSafariのサイト越えトラッキング防止の機能がアップデートされました。

1. localStorageへの影響

特定の条件を満たす場合、localStorageの有効期限が上限7日間となる可能性があります。
これに該当すると、localStorageでユーザーを判定しているサイトにおいて、ユーザーがWebサイトに訪問してから8日後に再訪問した際、別のユーザーと判定されます。

以下の条件を全て満たす場合

・条件1:Safari13以降のブラウザを搭載する、iOS 13、mac os 10.13以降

・条件2:Safariの設定で「サイト越えトラッキングを防ぐ」が有効になっている場合(デフォルト設定で「有効」)

・条件3:Safariによってトラッカー判定されたWebサイトからの遷移

・条件4:リンクデコレーションされたURL(クエリパラメータまたはハッシュ付きのURL)から遷移してきた場合

2. リファラーへの影響

特定の条件を満たす場合、取得できるリファラーがドメインのみに制限される可能性があります。

以下の条件を全て満たす場合

・条件1:Safari13以降のブラウザを搭載する、iOS 13、mac os 10.13以降

・条件2:Safariの設定で「サイト越えトラッキングを防ぐ」が有効になっている場合(デフォルト設定で「有効」)

・条件3:Safariによってトラッカー判定されたWebサイトからの遷移

・条件4:リファラーがリンクデコレーションされたURL(クエリパラメータまたはハッシュ付きのURL)の場合

WebKit公式ブログ

Kaizen Platform への影響

2019年4月22日のリリースで、ITP2.1への対応として、ブラウザのlocalStorageとcookie(1st Party Cookie)を併用することで、ユーザーを特定する仕様に変更いたしました

この対応により、cookieの有効期限が制限された場合でも、長期にわたって同一ユーザーを特定することができるようになっております。

ただ、今回のITP2.3の導入でlocalStorageにも有効期限が設定されることにより、特定の条件を満たした場合のみですが、ユーザーがWebサイトに最後に訪問してから7日間訪問せず、8日後に再訪問すると、別のユーザーと判定されてしまう可能性があります。

  • 例: リンクデコレーションなどの条件に該当した場合で、かつ Safari にトラッカー判定された場合は7日経過で localStorage 内容が消える

影響をさらに抑える

上記の Kaizen Platform の対策とは別に、さらに影響を抑える・回避する対策手段もご用意しております。概要は以下です:

  • Kaizen タグ設置対象サイトのサブドメインを Kaizen 社の Web サーバーを指すようにしてもらう (要カスタマー社側の DNS 設定作業)
  • Web サーバーのレスポンスヘッダーで cookie をセットする

詳細については弊社までご連絡ください、弊社の技術担当者と共にご説明させて頂きます。

 

今後とも皆様の使いやすいプロダクトとなるよう、改善してまいります。
ご不明な点などございましたら、お問い合わせフォームまたはチャットよりお問い合わせください。

 

 

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