概要
このページでは、ページのHTML要素を参照しつつ、イベントトラッキングの設定を行う方法を記載します。
サイトビューアーを使った設定方法を知りたい場合は、イベントトラッキング型ゴールの設定にサイトビューアーを使う をご参照ください。(非推奨)
また、イベントトラッキングを初めてご利用になる際は、一度 イベントトラッキング型ゴールの仕様 に目を通していただけますと幸いです。
※このページでは、最も頻繁に使われる「onclick」のイベントトラッキング設定方法を説明しています。
手順
イベントトラッキングを設定する手順は下記の通りです。
1. ゴールを作成する
2. 集計対象を設定する
3. イベントトラッキングを設定したい箇所のHTMLを確認し、要素を特定する
4. 見つけた要素が他の箇所に使われていないか確認する
5. エクスペリエンスの設定をする
6. これまでのログが取得できているかを確認する
1. ゴールを作成する
サイドバーの「ゴール管理」から、「ゴールを新規に追加する」をクリックすることで、新しいゴールを作成できます。
ゴールの名前を入力し、必要であればゴールの概要を入力してください。
ゴールのタイプで「イベントトラッキング」を選択します。
2. 集計対象を設定する
ゴール計測する画面の対象デバイスを選択し、ゴール画面を計測したいページのURLを入力してください。
URL指定欄の仕様は、「デザインを改善するページのURL」と同じです。
詳細は 「デザインを改善するページのURL」と「除外するURL」について をご確認ください。
3. イベントトラッキングを設置したい箇所のHTMLを確認し、要素を特定する
計測対象のページを開いてください。
ここではブラウザは、Google Chromeを使用します。
今回デモのために、架空の通販ページ を用意しました。
※架空の通販ページのため、実際にお買い物することはできません。また、動作するリンクはログイン/ログアウトと一部存在する商品のリンクのみとなっており、本物のログイン機能は実装されておりません。
今回イベントトラッキングを設定したい箇所は、「ログインボタンのクリック」とします。
では、ログインボタン部分のHTMLを確認してみましょう。
command+option+i(windowsはF12)でGoogleの検証を開いてください。
該当部分の要素を調べるには、下記の図のように、選択モードを使うと簡単です。
ログインボタンには、「login」というクラス名が付けられていることがわかります。
4. 見つけた要素が他の箇所に使われていないか確認する
見つけたクラス名やID名が、他の場所でも使われていないかを確認します。
クラス名を検索してみると、「1 of 1」となっているので、このページ内には「login」というクラス名は一度しか使われていないことがわかります。
※クラス名を検索する時は「.(ドット)」を付けて検索してください。ID名を検索する時は「#(シャープ)」を付けて検索してください。
イベントトラッキングの設定をする時に、考られる設定パターンは3つあります。
❶クラス名がページ内で1度しか使われておらず、判別が容易である
❷同じクラス名がページ内で複数回使われているが、全部まとめて計測したい
❸同じクラス名がページ内で複数回使われており、それぞれ分けて計測したい
❶❷の場合は5-Aを、❸の場合は5-Bを参照してください。
5-A. ゴールの設定をする
ゴール名や対象URLなど必要な情報を入力し、計測したい要素のクラス名やID名を入力すればOKです。
注意点として、ボタンやリンクが複数の要素で構成されている場合、その要素全てを入力してください。
詳しくは イベントトラッキング型ゴールの仕様 設定を行う上での注意 をご確認ください。
5-B ゴールの設定をする
同じクラス名を持つ要素が複数ある場合、イベントトラッキングにクラス名だけを指定してしまうと、1セッション内にどれか1つのイベントを1回しか計測しません。
そして、どの部分でイベントがあったのかを知ることができません。
同じクラス名を持った要素を、区別して計測したい時は、祖先要素を指定する必要があります。
祖先要素とは、計測したい要素が属している要素のことです。
今回の例でいうと、「usermenu」というクラス名が付いたdivが祖先要素になります。
「祖先要素によるフィルタ > +条件の追加」をクリックすることで、祖先要素を指定することができます。
祖先要素を設定しても、同じ祖先要素内に存在している要素に関しては、区別して集計できない場合があります。
そういった場合は、それぞれに別のIDのクリックトラッキングゴールを設定してください。
クリックトラッキングゴールについては、クリックトラッキング型ゴールを設定する をご確認ください。
6. これまでのログが取得できているか確認する
「イベント設定内容を反映する」というボタンをクリックすると、画像のように、今までのイベント数を確認することができます。
ログが確認できたら、ゴールを保存してください。
イベント数が0の場合、設定が間違えていないか、以下をご確認ください。
・指定する要素が間違っている(誤字など)
・指定する属性が間違っている(src属性にしなければいけないところをhref属性にしているなど)
・イベントを指定するURLが間違っている
・複数の要素で構成されている箇所なのに、一つの要素しか指定していない
また、次の場合はイベント数が必ず0になります。
・「まだラウンド利用されていないデザイン案」にしか存在しない要素を指定した時
・デザイン案が一時停止されている時
さらに、この「アクション数実績グラフ」は、その期間にアクションが起きた総数であり、セッションごとのカウントではありません。そのため、ラウンドレポートなどの数値とは一致しません。
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