概要
このページでは、以下3点の想定される動作不具合とその対処について説明しています。
この内容と関連して、セキュリティ確保について知りたい場合は、セキュリティの確保について をご参照ください。
1. Kaizen JS ファイルに障害が発生した場合
CDN サーバー上にある JS ファイルが通信エラーなどで配信されない場合、元ページの画面表示が一定時間止まってしまう、または遅くなることがあります。
上記の不具合が発生しないよう、弊社では信頼性の高い「Akamai CDN」を利用し、リスクの最小限化を行っており、年間の平均稼働率実績は99.95%以上です。
また、弊社 JS タグの設置方法を「非同期型」に変更することでJSファイルの障害による、お客様サイトへの影響を 100% 回避することができます。
例えば、タグマネージャーを利用することで、簡単に「非同期型」に変更することが可能です。
タグマネージャーを利用したKaizen JSタグの設置方法は、
をご確認ください。
なお、Kaizen JS ファイルに発生しうる障害は、下記の3つに分類され、それぞれ影響も異なります。
JavaScriptの応答遅延
JavaScriptコードに応答遅延が発生した場合、お客さまサイトでも応答遅延の時間分、当該箇所のブラウザ描画が遅延します。
ただし、JavaScriptコードは、可用性100%のCDNサービスである「Akamai」を通じて配信されているため、この応答遅延障害が発生する確率は極めて希です。
JavaScriptは応答するが、動作しない
JavaScriptコードの不具合などにより、JavaScriptコードが動作しない場合は、基本的にお客様サイトでは、オリジナル画面を表示する仕様となっております。
JavaScriptコードの配信自体に遅延がない場合に、お客様サイトで描画遅延を引き起こすことはありません。
JavaScriptは応答し、動作はするが、期待通りの動作をしない
すなわちJavaScriptコードが意図せず仕様外の動作をする場合になります。
本ケースでは JavaScriptコードの動作がお客さまサイトに影響を与える可能性があります。
KaizenPlatformでは、本障害が発生しないよう細心の注意を払っての品質保証及びテストを実施していますが、万が一本ケースの障害が発生した場合、お客さまには迅速に報告の上、最優先での復旧対応を行います。
2. デザイン案に表示不具合・動作不具合がある場合
グロースハッカーが作成したデザイン案・もしくは弊社内での作成デザイン案を配信中に、意図しない表示不具合や動作不具合を見つけた場合、お手数ですが下記2点のご対応をお願いいたします。
- 該当デザイン案・もしくはラウンド自体を一次停止してください。
該当デザイン案の一次停止: デザイン案の配信を一時停止する
ラウンドの一時停止: ラウンドの操作 - 担当CSもしくはサポートまでご連絡ください。
また、弊社では、グロースハッカーが作成したデザイン案を対象に以下のサポート体制を敷くことで上記の不具合を事前に可能な限り防止しています。
- 不正なコードの自動検知
- 不正なコードの人的確認
- 画面動作と画面表示の人的確認
なお、テスト実施中に元ページ HTML の更新によって発生する不具合に対しては検知するシステムがないため、更新タイミングではテストを一時停止して頂く必要があります。
3. Kaizen で取得している log が通信エラーなどで送信されない場合
非同期型の通信で log を送る仕様になっておりますため、お客様サイトへの影響はございません。
KaizenPlatformのJavaScriptコードを緊急停止する
上記以外に、想定外の緊急事態に気がついた場合、KaizenPlatformのJavaScriptコードの中身を空にする方法ありますので、必要に応じてご対応ください。
この操作をすると、その組織用のKaizenPlatformのJavaScriptコードが空になり、全てのABテストに影響を与えますのでご注意ください。
「設定 > JS コードタブ > 画面下部」の「緊急停止」のエリアにある「緊急停止する」ボタンをクリックすることで、KaizenPlatformのJavaScriptコードが空になります。
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