概要
このページでは、テストページ選定に特化したアクセス解析ツール「Site Analytics」の利用方法について説明します。
Site Analyticsとは
「Site Analytics」は、テストページ選定に特化したアクセス解析ツールです。
複数ページをまとめて、訪問数、離脱数、CVR 傾向などを把握でき、高い改善効果の見込めるページ選定を誰でも簡単に実施できます。
Site Analytics の利点
使用が簡単
サイトにKaizenPlatformのJavaScriptコードを設置するだけで、自動でサイト行動ログを収集。
推奨設定の提案ツールや正規表現作成支援ツールにより、アクセス解析があまり得意でない方でも迷うことなく設定ができ、Site Analyticsを使用して迅速に分析レポートを作成し、テストページ選定を実施できます。
柔軟な設定
完全一致、前方一致、後方一致、正規表現などの設定で、自由にページをグルーピングしてレポートを作成することができます。
設定したページグループ定義を利用して過去に遡ってレポート作成ができるため、後から異なる軸でグルーピングし直して分析することが簡単に行えます。
高速な分析
サイト改善において失敗よりも怖いのは停滞することです。
もっとも重要な常に何かをテストしている状態を達成するために、開始ページおよびサイト全体のトラフィックとコンバージョン傾向から、必要最低限の高速な分析を行うことで、すぐにテストの実行に移ることができます。
Site Analytics の仕組み
- Kaizen JS タグを設置してユーザ行動ログを収集
- Site Analytics 上でサイト設定
- Site Analytics 上でレポート作成
- レポートを元にテストページ選定
Site Analytics の利用方法
準備手順
1. 対象サイトに KaizenPlatformのJavaScriptコードを設置します。設置方法は JavaScriptコードの設置方法 をご覧ください。
2. KaizenPlatform(サイト改善)にログインします。
3. Kaizen Platform(サイト改善)においてゴールを作成します。ゴール作成方法は ゴールを作成/管理する をご覧ください。
アクセス手順
Site Analyticsを開くには、サイドバーの「Kaizen Labs」の中にある「Site Analytics」のメニューをクリックします。
または https://site-analytics.kaizenplatform.net から直接アクセスすることも可能です。
利用手順
1. 組織を選択する
Site Analyticsを設定する組織を選択してください。
右上部のプルダウンから組織を選択できます。
所属組織が1つしかない場合は、この操作は不要です。
2. サイト設定を行う
- サイト設定を作成する
- 「新規サイト設定を追加する」をクリック
- 基本設定
- サイト名を入力
- デバイスタイプを選択
- ホスト名を入力
- 除外 URL パラメーター、除外リファラー、除外 IP アドレスがある際は入力
- 入力後、「サイト設定を保存する」をクリック
- ページグループ設定
- ページグループを追加する
- 「ページグループを追加する」をクリック
- 「編集する」をクリック
- ページグループ名を入力
- ページグループカラーを選択(※任意)
- 「URL条件を追加する」をクリック
- ページグループを保存する
- ページグループを繰り返し追加する
- 入力後、「サイト設定を保存する」をクリック
- ページグループを追加する
3. レポート作成を行う
- レポートを作成する
- 「レポートを新規に作成する」をクリック
- レポートタイトルを入力
- レポートを作成する対象サイト設定を選択
- 集計対象期間を設定
- コンバージョンとして計測するゴールを選択
- 「レポートを作成する」をクリック
4. レポートを閲覧する
- レポートを確認する
- 「レポートを開く」をクリック
- サイト設定で作成されたページグループごとのアクセス状況を確認
よくある質問
全体
- Beta 機能とは?
- Site Analyticsは、Beta機能として提供しています。
Beta機能の利用に関する注意事項は、Kaizen Labs [Beta] について をご確認ください。
- Site Analyticsは、Beta機能として提供しています。
レポート作成について
- 「指定された条件に一致するイベントトラッキングログが存在しません」と表示された
- 原因1: Javascript タグが設定されていない
- 対象サイトに JavaScript タグの設置が必要です。設置方法は JavaScriptコードの設置方法 をご覧ください。
- 原因2: 集計期間にイベントトラッキングログが存在しない
- 対象サイトへの JavaScript タグ設置前の期間を指定しているか、 集計期間にサイトへのアクセスがない期間を指定している可能性があります。
レポート作成において集計対象期間を見直してください。
- 対象サイトへの JavaScript タグ設置前の期間を指定しているか、 集計期間にサイトへのアクセスがない期間を指定している可能性があります。
- 原因3: サイト設定で除外条件を間違っている
- サイト設定における「ホスト名」、「除外 URL パラメーター」、「除外リファラー」、「除外 IP アドレス」を見直してください。
- 原因1: Javascript タグが設定されていない
- 作成済みレポートの集計期間は後から変更できますか?
- 作成済みレポートの集計期間は変更できません。
確認したい期間ごとにレポートを作成し、レポート単位で比較・確認を行ってください。
- 作成済みレポートの集計期間は変更できません。
- 作成済みレポートにサイト設定変更は影響しますか?
- サイト設定を変更しても自動で作成済みレポートへ反映されません。
サイト設定変更後に、作成済みレポートをコピーして新たにレポートを作成してください
- サイト設定を変更しても自動で作成済みレポートへ反映されません。
レポートについて
- セッションの定義は?
- セッションとは、特定の期間にサイトで発生した一連の操作のことです。
- 閲覧開始数、ユニークセッション数はこのセッションの発生回数を表します。
- セッションは次の条件を満たしたときに終了します。
- 時間による期限切れ
- 操作が行われない状態で 30 分経過後
- 午前 0 時を跨いだ場合
- 外部サイトからの流入
- リファラーが「ホスト名」で指定したホスト以外になっている場合
- 時間による期限切れ
- セッションとは、特定の期間にサイトで発生した一連の操作のことです。
- 流入元の定義は
- リファラーやUTMパラメータを元に自動で識別します。
- 訪問履歴の定義は?
- 「新規訪問」
- 過去 30 日以内ではじめてサイトに訪問したユーザーのセッション
- 「再訪問」
- 過去 30 日以内でサイトを訪れたのが 2 回目以上のユーザーのセッション
- 「新規訪問」
- KaizenPlatformの他レポートと数値がずれる原因は?
- Site Analyticsのセッション維持時間は一律 30 分で集計を行います。
KaizenPlatformのエクスペリエンスは、エクスペリエンス単位でセッション維持時間を設定いるため、訪問数や CV 数が異なる可能性があります。 - Site Analyticsは「サイト設定」の「ホスト」で指定されたホスト以外のリファラー経由でアクセスした場合は、そのセッションを新規セッションとみなします。
KaizenPlatformのエクスペリエンスでは、セッション維持時間の間はセッションが維持されるため、差違が生じる可能性があります。
- Site Analyticsのセッション維持時間は一律 30 分で集計を行います。
- 他アクセス解析ツールと数値がずれる原因は?
- アクセス解析ツールとSite Analyticsでは、ユーザ行動ログ収集やデータ集計の仕組みが異なるので、全く同じになることはありません。
- 目安として「10%」以上差がある場合は、どちらかの設定が誤っている可能性が高いと考えられます。
アクセス解析ツールおよびSite Analyticsの設定をご確認ください。
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