概要
このページでは、KaizenPlatformのJavaScriptコードを設置する方法により発生する違い、それぞれのメリット・デメリットについて記載します。
なお、JavaScriptコードの設置方法により、ご利用いただける機能や、計測の仕様には違いは発生しません。
違いがあるのは、JavaScriptコードが読み込まれる際の、元ページ処理への影響があるか・元ページの読み込みを遅延させるかどうかです。
ページが生成される際、ソースコードが上から順番に読み込まれますが、設置方法により、以下のような違いがあります。
対象ページHTMLにKaizenPlatformのJavaScriptコード直接設置する場合
scriptタグをHTMLに直接記述するので、KaizenPlatformのJavaScriptコードの読み込みは、同期的に行われます。
この場合、KaizenPlatformのJavaScriptコードの読み込み位置に来た時、ページ(DOM)の構築処理が中断されて、scriptタグが読み込まれます。
万が一、KaizenPlatformのJavaScriptコードに障害が発生した場合、最悪のケースとして、元ページの表示処理が数十秒止まるという影響を受けてしまう可能性があります。
詳細は 想定される動作不具合の影響とその対処について をご確認ください。
ただし、ページHTMLにKaizenPlatformのJavaScriptコードを直接埋め込むメリットもあります。
<head>タグ内にKaizenPlatformのJavaScriptコードを設置した場合、ABテストによる改善デザイン案の画面反映が最速で行われるため、元のページデザインが一瞬見えてしまう、「チラつき」による視覚的な混乱を回避できます。
Google Tag Manager (GTM)等のタグ配信ツールを使ってKaizenPlatformのJavaScriptコードを配信する場合
タグ配信ツールを使うと、KaizenPlatformのJavaScriptコード、は非同期処理によってページに読み込まれます。
この場合、KaizenPlatformのJavaScriptコードが読み込み位置に来た時、ページ(DOM)の構築処理を中断せず、ページ(DOM)構築完了後にKaizenPlatformのJavaScriptコードが読み込まれます。
そのため、万が一、KaizenPlatformのJavaScriptコードに障害が発生した場合も、元ページの処理に影響は与えません。
ただし、KaizenPlatformのJavaScriptコードが読み込まれてから、デザイン案の反映などが行われるため、元のページデザインが一瞬見えてしまう、「チラつき」が発生する可能性が高くなります。
タグ読み込み以降の各種KaizenPlatformのJavaScriptコードによる実施処理は、元ページの読み込みに影響は与えません
以下の詳細な処理シーケンス図に示す通り、KaizenPlatformのJavaScriptコードが実施する各種処理(特に通信が発生する処理)については、すべて「非同期処理」で実装されている為、元ページの読み込みに影響は与えません。
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