このページについて
このページでは イベントトラッキング型ゴール の概要および設定方法について説明します。
イベントトラッキングについて
Kaizen Platform K2 では カートに入れる
ボタンや 詳細を見る
リンクなど、ページの特定箇所がクリックされたことをコンバージョンとして計測する イベントトラッキング
機能を用意しております。 以下のような場合は ページ訪問
型ではなく イベントトラッキング
型でゴールの設定をして、 エクスペリエンスを実行することを推奨します。
ページ内の特定のUI要素のクリックまたはサブミットイベントを計測したい場合
バナーやリンクテキストなどのリンク要素やフォームや購入ボタンなどのページ内要素がクリックされた数を評価したい時に、イベントトラッキングを活用することでエクスペリエンスを実行する事ができます。
ターゲットとゴールの URL が同じ場合
入力フォームは遷移するが、同じURL内で処理されてしまう場合、デザインを改善するページの URL とゴールの URL が同一の URL に設定されるのでエクスペリエンスが実施できません。そこで入力フォームの最終確認画面を表示させるボタンのアクションに、イベントトラッキングを活用することで、エクスペリエンスを実行する事ができます。
外部のサイトへのアクションを増やしたい場合
スマートフォンサイトに対してエクスペリエンスを実施し、App Store へのアクションを増やしたいが、App Store 内に Kaizen Platform のタグは設置できません。そこでApp Storeへのリンクボタンに、イベントトラッキングを活用し、エクスペリエンスを実行、イベント数計測を行う事ができます。
※ページ訪問
型と異なり、イベントトラッキングの場合、対象UI要素のタグ登録が前提になるため、テスト開始毎にページ内の対象UI要素に変更が発生していないかご確認いただくことを推奨します。
クリックトラッキングとの違い
ページの特定箇所がクリックされたことをコンバージョンとして計測するという点では、クリックトラッキング
もイベントトラッキング も同様のゴールタイプです。 しかし、イベントトラッキングは 計測方法、対象にできるゴールイベントおよび設定方法 が異なります。
イベントトラッキング型ゴールの計測方法
Kaizen Platform Enterprise の JavaScript がサイトページに設置されると、ページ内で発生したイベント情報(イベントタイプ、イベント発生時の対象UI要素のCSSセレクター)を Kaizen Platform Enterprise のデータベースへ送信し続けます。
イベントトラッキング型ゴールを設定すると、蓄積されたこれらのイベントログデータを解析し、イベントトラッキング型ゴールに設定されたイベントタイプおよび対象UIのHTMLタグおよびHTML属性にマッチしているイベントログデータをコンバージョン数として集計します。
イベントトラッキング型ゴールのコンバージョン計測は、イベント情報のログデータを対象に解析される点が、クリックトラッキング型ゴール のコンバージョン計測方法と大きく異なるポイントになります。
※ イベントトラッキングは、一定間隔でログ集計を行い、レポートや JavaScript コードステータスに反映させているため、反映までに時間がかかることがあります。最大で30分ほどかかることもありますので、反映されるまでしばらくお待ちください。
「イベントトラッキングゴールの計測イメージ」
「クリックトラッキングゴールの計測イメージ」
JavaScript が送信するイベントタイプおよびHTML要素・属性情報
イベントタイプ | イベント発生時の対象HTMLタグ要素 | HTML属性 | |
onClick onSubmit onChange |
a img div span form select input button option textarea label table th tbody tr td ul ol li dl dd dt p i body strong em area h5 h4 h3 h2 h1 |
font small b u canvas figure nav address center header footer section main article aside video iframe time figcaption pre code sup object caption map fieldset nobr tt |
クラス名 要素ID href属性 src属性 action属性 |
イベントトラッキング型のゴール作成・設定方法
イベントトラッキング 型のゴールは以下の手順で作成・設定します。
1. ゴールタイプの選択
「イベントトラッキング」をゴールタイプとして選択します。
2. 対象デバイスの選択および対象ページURLの入力
ゴール計測する画面の対象デバイスを選択し、ゴール画面のURLを入力してください。
URL指定時のデフォルトURLタイプ「簡易一致」は入力された URL のドメイン名とパス名および GET パラメータの一致を確認します。条件指定によりURLパラメータを含む動的ページURLなど、様々なURLをゴール設定対象として指定することができます。URL指定についての詳しい説明はデザインを改善するページのURLと除外するURLをご覧ください。
また、正規表現の動作確認は正規表現チェックツールをご利用ください。
3. イベントの設定「サイトビュアーでイベントを設定する」
「サイトビュアー」を使用すると、ページ内で計測したいユーザーゴールアクションの対象UI要素を、画面を見ながら選択することができます。
ゴールページのURLを入力し「URLを開くボタン」をクリックしてください。
サイトビュアーを開いたのち、対象UI要素をクリックすると以下画面のようにセレクターメニューが表示されます。
「このUI要素を選択する」メニューをクリックすると、選択されたUI要素がゴールイベント対象のUIとして選択されます。
ゴールイベント対象のUI要素が選択されると、以下のような設定モーダルウィンドウが表示されます。
1の入力フィールドにゴール設定に登録するイベント名を入力します。
2の「要素を選択するボタン」をクリックすると、該当UI要素のアクション数/日がグラフ表示されます。
なお、データ表示するには予めKaizen Platform EnterpriseのJava Scriptタグが対象ページに設置されている必要があります。
3「フィルタリング条件」の各要素チェックボックスの選択状態を変えることで、選択対象UI要素の範囲を変更することができます。
「要素を選択するボタン」をクリックすると、設定モーダルウィンドウが閉じられ、1のようにUI要素が選択された状態になります。
同一ページ内の複数のUI要素をゴールに設定することができます。続けて対象UIを追加するには、対象UI要素をクリックし追加選択していきます。
ゴールに設定するUI要素の選択が完了したのち、2の「保存するボタン」をクリックします。サイトビュアーが閉じられ選択したUI要素が計測するイベント条件として設定反映された状態でゴール設定画面へ戻ります。
4. 計測するイベント条件の指定
1にゴールとして計測する「イベント名」を入力します。また、2 「イベントタイプ」プルダウンメニューよりイベントタイプを選択します。
3 フィルタ条件へゴールイベントの対象となるUI要素のHTMLタグおよびHTML属性を設定します。設定内容はHTMLファイル内に同じ構成のHTMLタグ+HTML属性指定が存在しないことを確認してください。 例えば同じ内容の「お問い合わせボタン」が画面内に3つあり、それぞれがまったく同じHTMLタグ+HTML属性構成である場合は3つのボタンいずれがクリックされても同一のコンバージョンとしてカウントされます。
画面内に複数存在する同じHTMLタグ+HTML属性をそれぞれ違うゴールとして識別させたい場合は、ゴールイベント対象UI要素の祖先タグを識別対象として登録することで実現できます。設定するには、4 の「祖先要素によるフィルタ」へHTMLタグ+HTML属性をしてください。概ね4〜5階層上までの親要素タグを識別用のセレクタとして利用できます。
5. アクション数実績グラフの表示
「計測するイベント条件の指定」が完了したのちは、登録した各イベント設定を1の「イベント名プルダウンメニュー」より選択し 2の「イベント設定内容を反映するボタン」をクリックした上で、アクション数値が取得できていることを確認してください。
グラフ描画が正常に完了しアクション数が取得できていれば、エクスペリエンスに利用可能なゴール設定として正常に疎通確認ができていることを意味します。(ユーザーアクション数はその期間にアクションが起きた総数であり、セッションごとのカウントではありません。その為レポートの数値と差が発生する事があります。)
アクション数が取得できない場合は、対象ページにKaizen Platform EnterpriseのJava Script設定タグが設置済となっているかご確認ください。なお、対象ページ内において登録したイベント設定に該当するユーザーアクションがなければ、数値取得はできませんので、お気をつけください。
よくある質問
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