フォローする

スプリットURLの設定方法

 

概要

このページでは、「スプリットURL」テストの仕様や設定方法について記載します。

 

目次
スプリットURLの挙動について
スプリットURLの利用に相応しい場面
スプリットURLのリダイレクト先に設定するURLについて
リダイレクトした先で取得できるリファラーについて
スプリット URL の設定方法
スプリットURLについてのよくある質問

 

 

スプリットURLの挙動について

UI エディターを使わず、URL をいくつか用意することで「スプリットURL」のテストを行うことが可能です。

ページA:http://example.com/index.html
ページB:http://example.com/index2.html
ページC:http://example.com/index3.html

たとえば、上記のような3つの URL があった場合に、「スプリットURL」のエクスペリエンスでは、それぞれの URL を設定するだけで、リダイレクト型のテストを行うことが可能となります。
リダイレクトなので、ページA/ページB/ページCとあった場合に以下のような遷移を行います。

  1. 「ページA」にアクセス
  2. 「ページA」を表示せず、「ページB」もしくは「ページC」にリダイレクト
  3. 「ページB」もしくは「ページC」を表示

※ ページを表示させているPCやスマホの処理速度や、インターネット回線などの影響でリダイレクトされるまでに時間がかかってしまい、「ページA」が一瞬表示される可能性がございます。

 

 

スプリットURLの利用に相応しい場面

「スプリットURL」は、以下のような場合に有効に利用することが可能です。

  • ABテスト用のテストパターンが、HTMLを0から制作しており、UIエディターでのデザイン案パターンの制作が不要な場合
  • UIエディターで編集できない、動的な仕組(例えば Ajax)も変更した エクスペリエンスを行いたい場合

 

 

スプリットURLのリダイレクト先に設定するURLについて

「スプリットURL」のデザイン案へのリダイレクト先のURL設定は、可能な限り「同ドメイン」かつ「同じKaizenタグが貼ってある」ページを設定ください。
理由は下記の通りとなります。

「ページ修正」タイプ等のエクスペリエンスによるABテストでは、Cookieが有効な期間内では2回目以降にアクセスした場合にも1回目と同じデザイン案が適用されます。

しかし「スプリットURL」の場合、リダイレクト先への遷移後にABテストのパターンを固定する処理を行っているため、リダイレクト先のページにおいてもKaizenタグが有効かつトラッキングが可能な状態(同ドメインの場合)である必要があります。

この条件を満たさない場合、複数回アクセスした際にリダイレクト先のページが変わってしまい、正常な計測が出来ない可能性がございます。

 

 

リダイレクトした先で取得できるリファラーについて

「スプリットURL」では、オリジナルのデザイン案URLから、各デザイン案のページURLにリダイレクトされるため、リダイレクト先である各デザイン案のページで取得できるリファラーは、リダイレクト前の、オリジナルデザイン案のURLになります。

各デザイン案URLで、オリジナルのデザイン案 URL のリファラーは、各デザイン案URLのクエリパラメータ_kzs_referrerにセットされます。
このパラメータの名前は、KaizenPlatformのJavaScriptタグを読み込むscriptタグにdata-kz-referrer-name属性を設定することで変更することができます。
空文字列を指定するとパラメータの追加自体を禁止することができます。

 

 

スプリットURLの設定方法

1. エクスペリエンスを作成する

エクスペリエンス一覧から、「エクスペリエンスを作成する」をクリックして、エクスペリエンスを作成してください。

exps.png

 

2. テストのタイプをスプリットURLに設定する

「エクスペリエンス設定 > 基本情報 > テスト対象」で、「ページ修正(スプリットURL)」を選択してください。

____________-_Kaizen_Platform_2022-02-16_15-46-44.png

3. テスト対象URL・除外URLを設定する

「エクスペリエンス設定 > ターゲット > デザインを改善するページのURL
「デザインを改善するページのURL」に、「テスト対象となるURL」を設定します。ここに入力したURLにアクセスすると、リダイレクトが発生することになります。

「上記の対象から除外するURL」に「デザイン案として追加するURL」を設定します。
※この設定は、「テスト対象となるURL」と、「デザイン案として追加するURL」が、前方一致や簡易一致で一致してしまう場合、デザイン案にリダイレクトしたのち、更にリダイレクトが発生するのを防ぐものです。テスト対象URLとデザイン案URLが一致しない場合は不要ですが、わからない場合は行っておくと安心です。

※ 他のエクスペリエンスでゴール設定されているページを、スプリット URL のターゲットに設定しますと、他のエクスペリエンスのゴール計測が実行されなくなりますので、ご注意ください。

____________-_Kaizen_Platform_2022-02-16_15-54-04.png

その他、実行条件などの設定が終わったら、「保存する」をクリックしてエクスペリエンス設定を保存してください。

 

4. デザイン案URLを登録する

エクスペリエンス画面右上の、「別デザイン案URLを登録する」 をクリックすると URL 入力欄が表示されますので、デザイン案となるページの URL を入力し、「デザイン案として追加する」 ボタンをクリックすることでデザイン案の投稿が行えます。

split_btn.png

split_url.png

 

 

スプリットURLについてのよくある質問

Question Answer
テストのタイプを後から変更できないのですが、正しい仕様ですか? デザイン案を投稿しますと、テストのタイプは変更できなくなります。 エディターを利用したエクスペリエンスに切り替えたい場合は、新しくエクスペリエンスを作成してください。
スプリット URL のエクスペリエンス期間中に、エクスペリエンスを実行しているページに2回目以降に来訪した場合はどうなりますか?

期間中に、訪れたページの情報を Cookie 内に保存しており、エクスペリエンス実行中には同じページを表示するようにしております。 そのため、2回目以降に訪れた場合は、自動的に過去に訪れたページを表示いたします。
ただし、リダイレクト先が「同ドメイン」かつ「同じKaizenタグが貼ってある」という条件を満たさない場合、同じページが表示されないことがございます。詳細はこちらをご確認ください。

スプリット URL エクスペリエンス実行時にブックマークを行った場合の対策方法はありますか? スプリット URL では、エクスペリエンスを URL 別に行っているため、ブックマークをされた場合には、それぞれの URL でブックマークしてしまうことがあります。 そのため、エクスペリエンス期間を過ぎ、ページA /ページB /ページC のうち、ページB /ページC は不要になった場合、ページA にリダイレクトされるように設定されることを推奨しております。
URL が分かれているため、SEO 対策を行いたいのですが、方法はありますか? rel="canonical" を推奨します。詳しくはgoogleのページをご参照ください。
エクスペリエンスの設定画面で設定した URL にパラメーターがある場合、リダイレクトされるページにパラメーターは引き継がれますか? 引き継がれます。

 

この記事は役に立ちましたか?
0人中0人がこの記事が役に立ったと言っています
他にご質問がございましたら、リクエストを送信してください

0 コメント

記事コメントは受け付けていません。