Kaizen Platformをご利用いただくことでどのくらい改善効果が得られているのか、より改善効果をあげられるポテンシャルがどのくらいあるのかを可視化します。また、コストに対して得られる投資対効果をシミュレーションすることができます。
ROIダッシュボードの見方
グレーのグラフ(ORIGINAL)について
オリジナルデザイン(既存のデザイン案)を、配信比率100%で表示した場合のシミュレーション結果を示します。
グリーンのグラフ(POTENTIAL)について
各ラウンドで最も改善率の高いデザインを、配信比率100%で表示した場合のシミュレーション結果を示します。
ブルーのグラフ(ACTUAL)について
オリジナルデザインと新しいデザイン案で、実際のラウンドを回した場合の効果を示します。A/Bテストのため、実際には勝った案も負けた案も両方とも表示されています。
ROIシミュレーター
コストを入力すると、選択月以降の1ヶ月〜12ヶ月先の収益、ROI(投資対効果)、CPA(1コンバージョンあたりのコスト)が算出されます。※1ヶ月は30日間として算出します。
エクスペリエンス リスト
選択したゴールに紐付いているエクスペリエンスが表示されます。
各項目の詳細については、項目名下の ? マークより説明を参照ください。
ROIダッシュボードを効果的にお使いいただくポイント
データを正しく算出するには
ラウンド実施中にラウンドを一時停止したり削除すると、その期間は計測が行われません。
ラウンド中にゴールを削除あるいは追加すると、ROIダッシュボードのデータが正しく計算されない可能性があります。
ゴールに紐づくエクスペリエンスの数が多い、あるいはコンバージョン数が極端に少ない場合は、整数丸め誤差により、グラフビューのコンバージョン数とエクスペリエンス リストのコンバージョン数が一致しない場合があります。
最終ゴールのコンバージョンを計測できない場合
最終コンバージョンの計測ができない、あるいは最終コンバージョン数が少なすぎてラウンドの評価が難しい場合に、中間コンバージョンをゴールとして運用することがあります。このような場合、中間ゴールのコンバージョン値は以下のように設定します。
最終ゴールのコンバージョン値 ✕ (中間ゴール => 最終ゴールの遷移率)
例:最終ゴールのコンバージョン値が¥1,000、中間ゴール => 最終ゴールの遷移率が30%である場合は、以下のように設定します。
中間ゴールのコンバージョン値 = ¥1,000 ✕ 30% = ¥300
操作方法
(1)レポートを表示したいゴールを選択します。
改善効果金額を計測するには、ゴールのコンバージョン値を設定する必要があります。詳しくはゴールのコンバージョン値の設定を参照下さい。
(2)レポートを表示したい対象期間(月単位)を選択します。
(3)コストを入力することで、ROIのシミュレーションができます。コストとは、Kaizen Platformにお支払いいただいている料金のうち、対象ゴールに紐づく全エクスペリエンスの運用にかかる金額を指します。
レポートの算出
レポートは選択したゴール単位で算出されます。複数のエクスペリエンスのコンバージョンが同一ゴールに設定されている場合、該当する全てのエクスペリエンスの結果がレポートに反映されます。
同一ユーザーが複数のエクスペリエンスのターゲットページに訪れた後にゴールに着地すると、各エクスペリエンスのコンバージョンがそれぞれ1カウントされますが、ゴールにおけるユニークなコンバージョンは1回のみです。このような場合に重複カウントが起きないよう、ユニークなコンバージョンで計測します。
グラフと各項目
レポートビューには選択した期間内のコンバージョン数の積み上げグラフが表示されます。
グラフには以下の種類があります。
2nd ラウンド以降でオリジナルデザインが使用されていない場合は、最後にオリジナルデザインが使われたラウンドの改善率からコンバージョン数を推定します。
Round1: オリジナルデザインの実績からコンバージョン数を算出します
Round2: オリジナルデザインが使われない場合、前回ラウンドの改善率からコンバージョン数を推定します
Round3: オリジナルデザインが再度使われた場合は、オリジナルデザインの実績からコンバージョン数を算出します
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