「訪問数」が取得できない際に、何が原因かを切り分ける方法を説明します。
必要なもの
Chrome拡張機能 KaizenPlatform Assistant
→ Chrome 拡張機能 Kaizen Platform Assistant を使う
調べたいエクスペリエンスID
→ JavaScriptコードステータスを活用する
Debugモードを確認する知識
→ Debugモードを使った確認方法
問題を切り分ける
原因は大きく分けて三つになります
- Kaizenのタグが発火しているか?
- 計測ログが送られているか?
- 古いエクスペリエンスが残っていないか?
Kaizenのタグが発火しているか?
まず初めは「 Kaizenのタグが発火されているか 」を確認してください。
対象のページのコンソールを確認し、「 init 」のログが残されていることを確認してください。
「 init 」ログが発火している場合は、次の「 計測ログが送られているか? 」を確認してください。
Kaizenタグが発火していない場合
以下二つを確認する必要があります
- そもそも設置されているか確認。
- 設置方法がどうなっているのかを確認。
そもそも設置されているか確認する
①HTMLから確認する
1.DeveloperToolsの「Elements」に移動する。
2.Kaizenのタグが入っているか確認する。
②Networkから確認する
1.DeveloperToolsの「Network」に移動する。
2.kaizenと検索する
上記のような、拡張子が.jsで、数字とアルファベットの羅列のファイルが確認できれば大丈夫です。
ちなみに、黄枠で囲った部分では、Kaizenのタグがどのように設置されているかが表示されます。「script」はHTMLソースに直接書いているパターン、「GTM」が含まれている場合はGoogle Tag Managerでの設置、などです。
入っている場合は、「Kaizenのタグがどのように入れられているのか」によって
正常に発火していない可能性があるので「設置方法がどうなっているのか」を確認の上
テクニカルサポートまでご連絡ください。
設置方法がどうなっているのかを確認する
設置方法は大きく分けて二つあると思います。
- 直接ページに記述する方法
- タグマネージャーにて記述する方法
直接ページに記述する方法の場合
この方法で存在しない場合は、記述を忘れていることが考えられます。
対象ページに埋めるよう対応してください。
タグマネージャーにて記述する方法
タグマネージャーで入れている場合は以下設定を確認してもらいます。
- ターゲットのページはあっているか?
- 実行するScriptの発火条件など設定に誤りはないか?
計測ログが送られているか
init ログが確認できたら、次は「 計測ログ 」が送られているか確認しましょう。
「 計測ログ 」が送られている場合は、次の「 古いエクスペリエンスが残っているか 」を確認してください。
計測ログが送られていない場合
ログが送られていない場合は、「Kaizenの設定」や「検証方法」に絞られます
Kaizenの設定
- テスト対象のURL設定が間違っている
- 実行条件に誤りがある
検証方法
- 確認するURLが間違っている
- UA偽装を行わずにアクセスしている
Kaizenの設定を見直してみる
「 テスト対象の設定が間違っている 」
「正規表現の記述方法」や「使用するURL設定条件」が間違っている可能性があります。
URLの設定を確認してみてください。
「 実行条件に誤りがある 」
実例
・スマートフォンを対象にしているが、実行条件がPCになっている
・実行条件が「 または 」にしなくてはいけないものが、「 かつ 」になっている。
・実行条件グループが「 いずれか 」にしなくてはいけないのが、「 全ての 」になっている。
検証方法を見直してみる
「 確認するURLが間違ってる 」
検証しているURLが、確認したいエクスペリエンスの対象URLになっていない場合です。
その場合は、もう一度対象になっているURLを確認し検証するようにしてください
「 UA偽装を行わずにスマートフォンを検証 」
検証しているエクスペリエンスがスマートフォンのサイトだった場合、
UA偽装をしなければログが送られないため、UA偽装をして確認するようにしてください。
UA偽装をしてもできない場合は、 実機 にて確認するようにしてください。
古いエクスペリエンスが残っている?
この場合は、ほとんど「 古いエクスペリエンスと干渉している 」のが原因になります。
現在対象ページで実行されているエクスペリエンスは、下記の「Applied」メッセージで確認できます。
project=の後に記述されているのが、現在実行されているエクスペリエンスのIDになります。
このメッセージで、意図したエクスペリエンスIDが確認できない場合は、古いエクスペリエンスが実行されてしまっています。
意図したエクスペリエンスを実行するには、
- 古いエクスペリエンスを終了する
- 新しいエクスペリエンスが条件に含まれないようにする
上記二つを実施してください。
万が一、解消しなかった場合は設定をもう一度見直してみてください。
それでも解決しない場合はテクニカルサポートまでご連絡ください
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