「ポップアップ」について
Webサイト訪問者のうち、特定の条件を満たしたユーザーにポップアップバナーを表示することで、元ページの UI 構成を変更せずに、サイト導線を改善することができます。
「ポップアップ」オファーでは、グロースハッカーへのデザイン案募集の手続き(オリエンシート作成や審査工程)が簡略化されているため、通常のページ改善のオファーよりも簡単かつスピーディーにデザイン案の募集から公開開始まで行うことができます。
想定利用シーン
- 直帰率、離脱率の高いページで、目的ページへの誘導を強化したいとき
- 既存ユーザー向けの情報構成になっているページで、新規ユーザーのみ使い方説明ページなどへ誘導したいとき
- フォーム入力に失敗しているユーザーへ、電話やチャットなど別の問い合わせ方法をレコメンドしたいとき
エクスペリエンス設定方法
「ポップアップ」オファーのエクスペリエンス設定方法について解説します。
(ポップアップでユーザー体験を損なわないためのポイントもあわせてご確認ください。)
1)テスト対象の選択
エクスペリエンス新規作成後に表示される「エクスペリエンス設定 > 基本情報画面」の以下「テスト対象選択」から「ポップアップ」を選択します。
2)ポップアップ特有の設定項目
ポップアップ特有の設定項目は3つあります。
2-1. リンク先の設定
ポップアップをクリックしたときにリンク先URLを指定します。クリック時に別タブでリンクを開くように設定することもできます。
2-2. 配信頻度
- 毎回
- 配信条件を満たしていれば、ページを表示するたびに何度でも表示します。
- セッション毎に1回(推奨)
- 1セッションあたり1回のみポップアップを配信します。
- セッション維持時間は標準で12時間に設定されており、変更する場合は 詳細設定 > セッション維持時間の設定 から変更してください。
- ユーザー毎に1回
- 1ユーザーあたりに1回のみポップアップを配信します。
- ラウンドを変更するまでは、再度配信されることはありません。
2-3. 画面内配信トリガー
ページ訪問直後ではなく、ユーザーの行動をトリガーとしてポップアップを発動できます。
デモサイトを用意していますので、実際の挙動イメージをご確認下さい。
3)他のテスト対象種別と共通の設定
上記以外の、改善する対象ページURLやゴール設定などは「ページ修正」と同様です。
詳細はサポートページ「準備編」を参照下さい。
4)同一ページにおける複数ポップアップの実行について
ポップアップは、1ページビューにつき最大1つのみ実行されます。実行条件および画面内配信トリガーに最初にマッチしたポップアップのみが実行され、他のポップアップは実行されません。
- 例) 同一ページにおいて以下のような設定がされていた場合、ポップアップAのみが実行されます。
- ポップアップAが画面表示後10秒経過してから配信
- ポップアップBが画面表示後15秒経過してから配信
- 実行条件および画面内配信トリガーが全く同じポップアップが複数設定されていた場合は、エクスペリエンスIDが一番若いポップアップのみが実行されます。
- そのため、配信頻度 `セッション毎に1回` に設定していた場合は 、同一セッション内ではページビュー毎に表示されるポップアップが(ID順に)変わります。
下図の例のように、他のテスト対象種別(ページ修正、画像差し替え)との共存は可能です。
グロースハッカーへのデザイン案制作依頼
基本的な募集・採用プロセスは「ページ修正」と同様です。詳細はサポートページを参照下さい。
グロースハッカーへデザイン案を募集する
デザイン案を採用する
1)デザイン案の制作
ポップアップ専用のUIエディターを使います。
詳細は 「ポップアップ」のデザイン案投稿 を参照下さい。
2)デザインの審査フロー
デザイン案の採用後、デザインチェックのみ行います。
ポップアップ用UIエディターでは JavaScript および CSS を記述することがありません。そのため、通常の「ページ修正」でおこなっている簡易チェックおよびコードチェックはスキップされます。
テスト対象 | 1次審査 | 2次審査 | |
---|---|---|---|
簡易チェック | デザインチェック | コードチェック | |
ページ修正 | ✔ | ✔ | ✔ |
ポップアップ | ✔ | ||
画像差し替え |
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